工場のリーダーをしていますが、人間関係や仕事内容が辛いです。自分はリーダーに向いていないのでしょうか。
結論、工場のリーダーは辛いです。他の仕事に比べても、工場のリーダーとなるとやることも多くなるし人間の教育もかなり大変です。
そこで本記事では、工場の責任者を10年おこなっていた筆者が、工場のリーダーの辛いところや解決方法をご紹介します。
これからリーダーになる人や既にリーダーで辛い思いをしている人はぜひ参考にして下さい。
Contents
工場のリーダーの辛いところ5選
筆者が実際に責任者を10年務めてみて辛いと感じたのは以下の5つです。
- 部下の教育が大変
- 誰がミスしても上司の責任
- 時間が足りないことが多い
- 夜中に呼び出されることもある
- 休日出勤や残業は断れない
部下の教育が大変
工場って変な人が多いです。
そのため、教育するのが他の業種に比べてかなり大変です。
何回言っても全然覚えない人や、逆らって言うこと聞いてくれない人なんてのは当たり前のようにいますよ。
ちなみに工場の変な人に関する記事もまとめているのでよかったら参考にして下さい。
誰がミスしても上司の責任
工場に限ったことではありませんが、部下のミスは上司の責任です。
しかし、工場ほど責任のなすりつけは色濃く、ミスした人は全く怒られなくてあなただけが怒られることなんてのもあります。
しかも上記でもお伝えしたように仕事ができない人が多いので、ミスで怒られる回数は多いと思ったほうが良いです。
時間が足りないことが多い
リーダーは当然忙しいです。
雑務から業務、現場の管理など様々なことをしなくてはなりません。
特に現場に不安が残っていると、いつまで経っても現場を抜けることができず、皆が帰ってから業務を行うなんてことも少なくありません。
夜中に呼び出されることもある
夜勤がある会社だと、あなたが優秀な場合夜間に呼ばれることもあります。
もちろん昼と夜では別々に責任者がいますが、どの会社も意外と昼に優秀な人を持ってくることが多いです。
そのため、夜のリーダーが解決できない案件があると夜中呼び出されるなんてことも少なくありません。
休日出勤や残業は断れない
リーダーともなると、仮に仕事で休日出勤や残業があっても参加しなければならない雰囲気が出ます。
もしかしたら断ることも可能かもしれませんが、少なくとも筆者や筆者の周りのリーダーは、暗黙の了解で必ず休日出勤や残業はしていました。
予定が崩れてでも仕事を優先しないといけないというのは、辛いしストレスにしかなりません。
工場のリーダーをやらないとどうなるのか
ここでは、工場でリーダーを選ばない場合にどうなるのかをご紹介します。
具体的には以下のとおりです。
- いつまでも安月給
- 肉体労働から解放されない
- 部署異動の可能性もある
いつまでも安月給
工場の作業員は基本的に給料があがりません。
なぜなら、作って当たり前の世界で成果を上げるというのがとても大変だからです。
ただ毎日決まったものを作っているだけでは、特に評価もされず給料が上がることもないため安月給のままです。
肉体労働から解放されない
工場の一般作業員は、立ち仕事や肉体労働で作り続けることが仕事です。
リーダーに昇格して事務仕事とかを任されない限り、60歳になって体が弱くなってもひたすら肉体労働をしなければなりません。
仮にリーダーにならなかった場合に定年まで働ける環境なのかを考えるのは大切です。
部署異動の可能性もある
工場の人間の関係によっては、部署異動も考えられます。
あなたがその部署にあっていない場合や、他の部署で人手が足りない場合に主に起こりやすいものです。
長年頑張って覚えたのに、部署異動でまた1から覚えないといけないというのは、かなりしんどいですよね。
工場のリーダーを上手く務める3つの方法
筆者が10年間リーダーをやってきて、上手く現場を回すためにキヲツケていたポイントは以下のとおりです。
- 人によって適材適所な対応をする
- 業務の漏れを無くす
- 自分も定期的にラインに入る
人によって適材適所な対応をする
リーダーをおこなう上でいちばん大切なのはマネジメントです。
マネジメントは昔とは違って、適材適所を見極めなければなりません。
部下がどう教育すれば思うように動いてくれるか考えながら教育することが大切です。
業務の漏れを無くす
業務の漏れがあると信用を失って、リーダーとしての品格が落ちてしまいます。
特に発注や連絡事項の漏れは極力なくして下さい。
ミスを繰り返す上司に部下はついていってくれません。
自分も定期的にラインに入る
部下がおこなっている作業に定期的に入ることで信用を勝ち取ることができます。
1日30分や、1週間に1回でも構いません。
リーダーもしっかりライン作業に入ることで仲間意識が芽生えて言うことを聞いてくれます。
工場のリーダーが辛いと感じた時の3つの対処法
もしあなたが今工場のリーダーで、辛いと感じているなら以下のような対処法を試して下さい。
- 下を育てて少しでも楽になるように務める
- 考え方をプラスに持ってく
- リーダーを辞める
下を育てて少しでも楽になるように務める
下を育てるとリーダーの仕事はかなり減ります。
現場にハマらなければならない時間やトラブル対応などが下が優秀なだけで一気に減るのです。
自分の仕事を楽にするためにも、最初は苦労してでも下を育てることが大切です。
考え方をプラスに持ってく
リーダーは嫌なことも多いので、考えをポジティブに持っていくことも大切です。
筆者もよく、ミスや漏れがあっても次無いようにすればいいでしょ、などと反省はしつつもネガティブに考えないようにしました。
リーダーを辞める
人には向き不向きがあります。
あまりにも辛いのならもしかしたらあなたはリーダーに向いていないのかもしれません。
辛すぎて嫌になってしまう前に、上司に相談してリーダーを降りるのも一つの方法です。
工場はリーダーになってもならなくても辛い
結論、工場はリーダーでもリーダーじゃなくても辛いです。
なぜならこれまでに話した内容をまとめると以下のようになるからです。
リーダーをしない場合
- 安月給
- 肉体労働
リーダーをする場合
- 負担が大きい
- 精神的疲労
そのため、工場に定年までいるのは難しいというのが現実です。
もし工場で働いていて不満がある人は他の業界に転職するのも1つの手ですよ。
もし別のお仕事をお探しなら、無料で相談できる「マイナビエージェント」を活用してみると良いですよ。
興味のある方は下記より、体験談をまとめた記事もご覧ください。
『【体験談あり】マイナビエージェントの評判や口コミを紹介!』
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『【実体験】ミイダスは安全か?選ばれてる理由や口コミも紹介』
まとめ
今回のまとめです。
工場で働いていると、リーダーでもそうでなくても不満が募ります。
筆者も10年間工場で働きましたが、今後に対する限界を感じて転職を決意しました。
あなたが少しでも不満があるなら、他の仕事にも目を向けてみてはどうでしょう。
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