工場勤務をしているけれど、体を壊すという話をよく聞きます。なんで工場勤務は体を壊すのでしょうか?
工場勤務では、多くの場合肉体労働や騒音により体を壊します。
もちろん平然としている人もいますが、どの工場も二割くらいの人は足引きずってることが多かったです。
本記事では、工場勤務歴10年で3社経験した筆者が、工場勤務で体壊す原因と対処法をご紹介します。
今働いているけど体が不安、これから働こうと思ってるけど心配、そんな人はぜひ参考にして下さい。
Contents
工場勤務を続けると体壊すものか?
工場勤務を続けていると、体を壊す可能性は非常に高いです。
たとえば筆者の場合は、重いものを無理な体勢で何度も運ぶ仕事があって、腰痛になってしまいました。
腰痛をこじらせてぎっくり腰になったときは特に最悪で、痛みで寝られないなんてこともありました。
女性でも特に多いのは、同じ姿勢で同じ作業を繰り返すことにより、手が腱鞘炎になったり腰痛になったりするものです。
更に男性がライン作業をする場合は、もっと最悪。
高さが合わず、低い位置で作業するので必然的に腰痛になりやすくなります。
工場勤務で体壊す原因5選
工場勤務で体壊す可能性は高いということは理解いただけたでしょうか?
続いては、具体的にどんなもので体を壊すのかをご紹介します。
具体的には以下のとおりです。
- 騒音による難聴
- 人間関係のストレスによるうつ病
- 立ち仕事による腰痛
- 重いものを運ぶことにより膝を壊す
- 交代制による体調不良
騒音による難聴
工場は基本的にうるさいところが多いです。
蒸気の音や研磨などの音、製造する機械の音など、うるさい部署がほとんどです。
筆者も声を張らないと聞こえないなんて現場で働くことが多かったほどです。
1日8時間、毎日騒音の中で働いていると、耳が悪くなって難聴になってしまう可能性が高まります。
人間関係のストレスによるうつ病
工場勤務は人間関係のストレスがかなり多い職場です。
嫌味を繰り返すおばちゃんも多いですし、なにより閉鎖的な空間でみんな卑屈な性格になっていきます。
なにを隠そう筆者も8年勤めた会社で、突然うつ病になってしまいました。
工場勤務は大体数人はうつ病経験者が必ずいるほど、ストレスが溜まりやすい環境です。
立ち仕事による腰痛
工場勤務は基本的に8時間ずっと、立ち仕事です。
特にきついのは、動き回っているならまだマシだけど、その場に棒立ちで作業をしないといけないということ。
試してみるとわかりますが、動いているのとその場に留まるのだと、体に対する負担は留まっている方が大きいです。
しかも男性社員などの場合は、低い作業台に対して棒立ちなので、足や腰が痛くなり悪くする可能性が高いです。
重いものを運ぶことにより膝を壊す
工場では重いものを運ぶことも多いです。
特に男性社員は重いから運べないなんて言えません。
しかも繰り返し運ぶことも多いため、負荷が頻繁にかかり、膝を壊すことがあります。
交代制による体調不良
工場によっては二交替や三交代が当たり前のようにあります。
働く時間、寝る時間が安定しないのは身体にとってかなりの負荷になります。
交代制が原因で体調を悪くしてしまう人は少なくありません。
また、夜勤の辛さに関しては『【実体験あり】食品工場の夜勤がきつい理由と対策を紹介』を参考にして下さい。
工場勤務で体壊す場合の3つの対処法
仕事で体を壊して一生、痛みや体の不調と関わらなければならないというのは苦痛ですよね。
ここでは、体を壊さないための対処法を3つご紹介します。
具体的には以下のとおりです。
- ストレスにならないような働き方をする
- 昇格して立ち仕事から解放される
- 工場勤務以外に転職
ストレスにならないような働き方をする
工場勤務のストレスでうつ病になる人は多いです。
筆者も様々なストレスを感じましたが、なかでもおばさんたちの態度というものは一際目立ちました。
おばさんは年齢が高いだけで偉そうにしています。また、あきらか正しくないものをさも正しいかのように強気に発言してきます。
そんなものをまともに相手していたら、ストレスは溜まる一方。
そこで筆者が取った対策は、心のなかで極限まで見下すということです。
- この人は頭がおかしい
- この人はしょせんこんなもん
などというように、なるべく人に対して諦め続けることがストレスを軽減する方法です。
昇格して立ち仕事から解放される
正直工場勤務の仕事が楽しくてやっている人は少ないでしょう。
工場勤務ならできるかも、とか、人と関わらなくて済むかも、などの理由から始める人が多いです。
しかし、実際入社すると立ち仕事がきつすぎてすぐ辞めたくなってしまうこともしばしばあるでしょう。
そんなときは、昇格を目指して下さい。
上司になってマネジメントをしたり、オペレーターになって棒立ちから解放されたりするだけで、体を壊す可能性を下げることができます。
筆者もマネジメントを始めてからは、かなり体は楽になりました。
工場勤務以外に転職
工場勤務は何度もお伝えしたように体を壊すリスクが非常に高いです。
そもそも、そんなリスクの高いところで働く必要はあるでしょうか。
もしかしたら、あなたは工場勤務しかできないと思っているかもしれません。
しかし、それは大きな間違いです。
なぜなら、食品工場で10年勤務して他の仕事をしたことがない筆者でも、30を超えてから営業として転職できました。
選択肢は得意不得意で分かれますが、決して工場勤務しか選択肢がないというわけではありません。
もしほかの仕事も検討してみようかなという人は、転職エージェントを利用してみて下さい。
そこでオススメなのが、マイナビエージェントという転職エージェントを利用することです。
マイナビエージェントには企業担当アドバイザーというのもいて、各企業の内部事情にとても詳しいことが多いため、仕事の内容や昇給の条件なども明確にわかるため便利ですよ。
もしマイナビエージェントに興味をもった人は、まとめた記事があるので下記から詳細を見てみて下さい。
『【体験談あり】マイナビエージェントの評判や口コミを紹介!』
また、転職エージェントに相談する前に、自分にどんな職業が向いているかなどをご自身で調べてみたい方はミイダスという転職サイトがおすすめです。
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ミイダスの詳細が気になる人は、下記の記事もご覧ください。
『【実体験】ミイダスは安全か?選ばれてる理由や口コミも紹介』
工場勤務に向いてない人
工場勤務にそもそも向いていない人も存在します。
そんな人は、体を壊す危険性が他の人よりも高まるので要注意です。
具体的には以下のような人です。
- 繰り返しの作業が嫌い
- 立ち仕事がしんどい
- 将来的なキャリアがほしい
繰り返しの作業が嫌い
繰り返しの作業が嫌いな人は、工場勤務に向いていません。
なぜなら、工場勤務では主にライン作業で1日中同じことを繰り返すから。
嫌なことを続けると、それだけで苦痛に感じて精神的に病んでしまうこともあります。
立ち仕事がしんどい
立ち仕事が苦手な人や、体力に自信がない人は、工場勤務に向いていないと言えるでしょう。
先ほどもお伝えしたように、立ち仕事を続けた結果腰痛になってしまったり、足を悪くしてしまう人は必ず存在します。
もしあなたが立ち仕事が嫌いなら、デスクワークや配達などの方が向いていると言えます。
将来的なキャリアがほしい
残念ながら、工場勤務ではたとえ部長などの上位役職についてもキャリアがあまり身につきません。
もちろん、スキルは身につくかもしれませんが、転職時にそれを評価してくれるところは少ないです。
具体的には、経験を買われて内定は貰いやすくなるかもしれませんが、給料は低いというのは覚えておいて下さい。
筆者も8年マネジメントをした会社から転職する際に、経験を買われて同業同種に転職しましたが年収が100万以上下がりました。
このように、お金として結果に現れることが少ないのが工場勤務の実態です。
まとめ
工場勤務では、体壊すことが非常に多いです。
体を壊してその会社で働けなくなった結果、ほかに仕事があれば良いですが、体に不調のある人を雇ってくれるところは残念ながら少ないです。
あなたがもしも体への不安があるというのであれば、工場勤務という選択肢は辞めて、他の仕事を探してみて下さい。
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