食品工場ってきついんですか?よく口コミをみていると、きついやしんどいなどの声を聞くのですが、、、転職を考えていたけどどうしましょう
結論、食品工場は向いてない人にはかなりきつい部類の仕事です。なぜなら人間関係や仕事内容に癖があるから。
そこで本記事では、食品工場のきついところと良いところ、そしてきつい場合の対処法を歴10年の筆者がお伝えします。
Contents
食品工場のきついところ
さて、食品工場のきついところという本題をお伝えします。
- ライン作業で同じことの繰り返し
- 変わった人がたくさんいる
- 閉鎖的な空間で心が病む
- ラインがいくつもあると覚えるのが大変
とくに人によってきついのは、同じ姿勢で同じことをくりかえすというつまらなさではないでしょうか。
ちなみに工場勤務がつまらない人は【現役製造業責任者が解説】つまらない毎日を解決した1つの方法を参考にして下さい。
ライン作業で同じことの繰り返し
工場は基本的にライン作業に多くの人を割いているため、あなたもライン作業に割り振られる可能性が高いです。
ライン作業は、基本的に8時間同じことを繰り返すもの。
考えてみて下さい。決められたことを8時間やるのではなく、同じことを8時間やるのです。
時間がたつのも遅く感じるし、身体も疲れてしまいます。
また、ライン作業について詳しく知りたい人は【食品工場1勤務10年】でわかった!ライン作業は向いてない人には地獄!を参考にして下さい。
変わった人がたくさんいる
工場は変わった人が多いです。なぜなら、営業や接客のように属性が偏らないから。
色んなタイプの人間がいて、あなたとは全くわかり合えない人も多いでしょう。
独り言をひたすら言ってる人とか、奇声あげる人なんてのもみたことありますよ。
ちなみに工場勤務の人間について詳しく知りたい人は工場勤務は頭おかしい人が多い?!実際に10年勤務してわかったことを参考にして下さい。
閉鎖的な空間で心が病む
工場は窓もろくにない空間でひたすら仕事をしなければなりません。
雨が降っているのかも、夜なのかも、全くわかりません。
日の当たらない建物の中でいつまでも作業をするというのは、精神的に病んでしまう人も少なくありません。
ラインがいくつもあると覚えるのが大変
工場によっては、いくつもの商品を扱っていたりいくつものライン替えがあったりします。
何十種類とパターンがあると、全てを覚えるのにかなりの時間を要してしまいます。
覚えるまでに時間を要すると、段々ストレスになる可能性も高まるものです。
食品工場がきつい場合の対処法
食品工場のきついパターンはわかったけど、対処法がわからなければ意味がありませんよね。
対処法としては以下のような方法があります。
- 昇格してラインから外れる
- 簡単な部署に移動させてもらう
- 環境の良い職場に転職
昇格してラインから外れる
昇格してマネジメントにうつれば、嫌なライン作業から抜け出すことができます。
昇格したら基本的に指示を出したり事務仕事や雑務をすることが基本となります。
社会人は責任感を持って働くのが当たり前なので、昇格してプレッシャーを感じることはありません。
また、食品工場は昇格したくない人のほうが多いので、あなたがやる気をアピールしてちょっと成果を出せばあっという間に昇格できますよ。
簡単な部署に移動させてもらう
食品工場の場合、製造や包装、原料など様々な部署があります。
あなたの配属された部署があなたにとって大変なのであれば、部署異動をお願いするのも得策です。
筆者の前職の食品工場では、できないとだけ言って部署異動してる人もいました。
ただし、ネガティブな発言での部署異動はその後の立ち回りに影響が出るのでなるべくやめておきましょう。
新しいことを覚えたい、なぜその部署に移動したいのか、これらを明確にして上司に相談してみましょう。
環境の良い職場に転職
どの部署に移動しても、どれだけやり方を変えても嫌な職場というのは必ずあります。
そもそも食品工場と一言でいっても様々な形態がありますからね。
自分にあっていないと思って続けられないと思うのなら、転職活動をとりあえずしてみて他の仕事を見てみるだけでも気持ちはかなり楽になりますよ。
ちなみに食品工場は人手不足なため、受かりやすい傾向があります。
詳しくは、食品工場は慢性的な人手不足で受かりやすい事が多い!【面接対策あり】を参考にして下さい。
転職活動に興味をお持ちの方は、無料で相談できるマイナビエージェントについてまとめた記事もご覧ください。
また、転職エージェントに相談する前に、自分にどんな職業が向いているかなどをご自身で調べてみたい方はミイダスという転職サイトがおすすめです。
ミイダスは全国各地に様々な職種の案件を取り扱っており、その数なんと32万件。
あたると評判の年収がわかる市場価値診断や、あなたの仕事の方向性がわかるコンピテンシー診断などもあるので、まずは診断をしてみるだけでもおすすめですよ。
ミイダスの詳細が気になる人は、下記の記事もご覧ください。
食品工場の良いところ
食品工場のいいところは、以下の通りです。
- ワークライフバランスが保てる
- 意外と給料は悪くない
- 繰り返しの作業が苦にならない人には天国
ワークライフバランスが保てる
工場勤務の一番のいいところといったら、やはりワークライフバランスが保てるということです。
ワークライフバランスとは、仕事とプライベートの時間がバランスよく確保できること。
当然だめな工場を選んでしまうと残業毎日3時間、土曜休日出勤で全然プライベートがないなんてことにもなりかねません。
しかし、ちゃんと正しい工場を選べば、土日の休みもしっかり確保できて、夜の勤務もなく、トラブルさえなければ定時で帰ることができるようになります。
意外と給料は悪くない
食品工場は、少なからず昇給がしっかりしているところが多いため、続けていけば満足のいく給料を貰える可能性は高いです。
実際筆者も8年で200万以上、上がりました。
さらにやる気のある人があまりいないため、あなたがやる気をアピールすれば昇格して給料も上がりますよ。
繰り返しの作業が苦にならない人には天国
単純作業とか黙々と、というのが好きな人にとっては工場はまさに天国と言えるでしょう。
やりがいを求めていなかったり、ある程度の給料が貰えれば良いと思っていたりする人は工場勤務を楽しむことができます。
また、食品工場のいいところについてもっと詳しく知りたい人は工場勤務のいいところはワークライフバランス!歴10年の筆者が内容を解説を参考にして下さい。
食品工場に向いている人
食品工場の仕事内容は、とりあえず雰囲気だけ掴めれば大丈夫です。
問題なのはどんな人が食品工場に向いているのかというところ。
食品工場に向いているのは以下のような人です。
- 集中力がある
- 将来的なキャリアを急いでいない
- 同じことを繰り返すのが苦にならない
集中力がある
食品工場では、ちゃんとした製品をトラブルなく作らなければなりません。
まともなものをひたすら作り続けるためには、作業に集中して取り組む姿勢が大切です。
たとえばパソコン業務のように定期的に休憩を挟んだり、ボーッと作業したりはできません。
しっかり1つひとつの製品に向き合って作業する集中力が必要になります。
将来的なキャリアを急いでいない
食品工場では、すぐにスキルアップするのは難しいです。
なぜなら、最初はどうしてもライン作業に入って仕事を覚えるためです。ライン作業は比較的だれでもできることを繰り返すため、キャリアアップには繋がりにくくなります。
1.2年働いて、それなりのポジションを任されてから初めて考え方や作業のスキルが上がっていくため、入社してすぐに仕事で活かせるキャリア育成はできません。
とにかく早くキャリアを積みたいという人には向いていませんが、ゆっくり仕事を覚えてスキルアップしたいという人にはおすすめできる仕事です。
同じことを繰り返すのが苦にならない
ライン作業も社員がおこなうオペレーター作業も、基本的には同じことの繰り返しです。
ずっと同じ事をしていると辛くなってしまうという人は、食品工場には向いていません。
反対に自分は同じ事を繰り返すのは全然平気だよという人は、食品工場に向いていると言えます。
食品工場に向いていない人
食品工場に向いている人はわかりましたが、向いていない人を把握することも大切です。
仮に向いているところに当てはまるものが多くても、向いていないところが1つでもあるなら、食品工場で働くのは避けたほうが良いでしょう。
なぜなら、向いていない部分が不満になり、いずれ辞めたくなるから。
具体的な向いていない人は、以下のような人です。
- 単調な作業が嫌い
- キャリアアップ転職をしたい
- 肉体労働が嫌い
単調な作業が嫌い
単調な作業が嫌いな人は、食品工場や工場勤務に向いていません。
なぜなら、よほど上司にならない限り、必ずと言っていいほど1日に一回は単調作業にハマらないといけないから。
もちろん最初はメインで8時間、誰でもできるようなやりがいのない仕事を延々とこなさなければなりません。
同じことの繰り返しが嫌いな人にとっては、地獄のような時間です。
キャリアアップ転職をしたい
工場勤務でのキャリアアップ転職は、なかなか難しいです。
工場から工場、もっというと食品工場から食品工場でないと、キャリアアップ転職は見込めません。
筆者の場合は、マネジメントを10年していたにも関わらず、キャリアアップ転職するために3ヶ月以上の転職期間を要しました。
若いうちに工場以外の仕事でスキルを磨いて、キャリアアップ転職するほうが断然おすすめです。
肉体労働が嫌い
食品工場は軽作業って思っている人も多いと思いますが、実際そんなことは全然ありません。
特に男性は、30キロくらいのものを持ち上げて運んだりしなければならないので疲れます。
しかも、基本的にずっと立ち仕事で、暇だと立ちっぱなしで疲れるし、忙しいと動きっぱなしで疲れます。
暇でも忙しくても疲れるのが食品工場と覚えておきましょう。
食品工場のきつい人の体験談
- Aさん
食品工場はトイレとかダメとは言われないけどラインは代わりの人をヘルプで呼ばないといけないのできついです😢コンビニ弁当とかもそうやって作られてると思うと重みを感じます🥺
- Bさん
食品工場でのバイトのレビューを見ると仕事がきついとか殺伐とした環境とか書かれてるからちょっと怯えながら向かったんだけど、教えてくれる人は優しかったしなんか言葉はたくさん飛び交ってたけど銀行よりは殺伐としてなかった( ˙꒳˙ )
- Cさん
あー、食品工場採用されてしまったんだよね手の持病話したのに。けど面接時見学したときやっぱ女性の職場で、コミニケーション取らねばだし、長年勤めてる地元の先輩方が言い方きついらしいし、不安で断っちゃった。バカだよね私。肉の匂いつくのも正直嫌だし。
食品工場きついまとめ
今回のまとめです。
工場勤務をきついと感じる人は以下の通り。
- 閉鎖的な空間が息苦しい
- 仕事にやりがいを求めている
- 繰り返しの作業が嫌い
逆にこれらに当てはまらない人は、食品工場できついと感じることは少ないでしょう。
また、あなたにやる気があるなら昇格してそんな閉鎖的で繰り返しの作業から抜け出すという方法もあります。
管理者になってしまったほうが、心も体も意外と安定するものですよ。
コメント