食品工場への転職を考えているけど、どんな仕事をするのかイメージが湧かない。誰か詳しい人教えて!
結論、食品工場ではやる気のない人やスキルのない人はライン作業にはまり、能力のある人はマネジメントや雑務、機械の操作などをおこないます。
本記事では
- 食品工場の仕事内容
- 食品工場のメリットやデメリット
- 給料事情
上記のようなものを紹介します。
食品工場に転職しようか悩んでいる人や、今の職場が正しいのかわからない人は参考にして下さい。
トータル10年勤務して、4社経験した筆者が解説するので信ぴょう性はあるでしょう。
Contents
食品工場の仕事内容は主にライン作業
まずは食品工場の作業員、入って最初の方はどんなことをおこなうのかをご紹介します。
結論から言うと以下のものが多いです。
- ライン作業
- 原料処理
- 包装
ライン作業
食品工場の全体人数の中で、多くの割合を占めるのがライン作業員です。
ライン作業とは、主に機械が生産してくれたものを取って並べたり、ひたすら形を作ったりするもの。
とにかく同じことをひたすら繰り返すのがライン作業です。
また、ライン作業は向いてない人にはかなりしんどい内容です。詳しくは、【食品工場1勤務10年】でわかった!ライン作業は向いてない人には地獄!を参考にして下さい。
原料処理
食品工場では必ずと言っていいほど原料を処理する工程があります。
原料の完成品を外注しているところはそこまで多くないと言っても過言ではありません。
筆者の経験であった原料処理は
- 肉や魚の検品
- 野菜の処理
- 配合どおりに調味料や肉を混ぜ合わせる
などです。工場により原料処理の内容は大きく変わりますが、原料がミスをするとその日の生産が全て止まってしまうほど重要なポジションではあります。
包装
出来上がった食品をダンボールなどに梱包する作業があります。
機械のスピードに合わせた作業ではないため、比較的誰でもおこなうことが可能。もちろん、早い遅いはありますが。
ライン作業のように追いつかなくて機械が止まってしまうなんてことはない分、包装のほうが気持ちは楽になるでしょう。
ちなみに食品工場の仕事が楽な理由は、食品工場は楽だけど【きつい?!】歴10年の筆者がきついところと対処法を解説で解説しています。
スキルがある人なら食品工場での仕事内容は大きく変わる
入り口としての仕事内容は紹介しましたが、もしもあなたが優秀なら、入社して1年もしないうちに他の仕事を任されることも十分にあります。
任される仕事としては、以下のようなものがあります。
- マネジメント
- 資材発注
- マニュアル作成などのパソコン業務
マネジメント
まず、あなたが人の管理ができる、機械の操作や現場のことがわかっていると判断されると、作業員ではなく上司になることが可能です。
食品工場では、あまりやる気のある人や仕事のできる人は多くありません。
そのため、あなたが一生懸命仕事に取り組めば、マネジメントとして面倒なライン作業からも解放されます。
また、食品工場で必要なスキルに関しては、食品工場で【身につくスキルと必要なスキル】今後に活かす方法を解説を参考にして下さい。
資材発注
頭のいい人だと思われれば、資材発注や生産管理などを任せてもらうことができます。
ただし、資材発注はどの工場でもかなり難しいものです。
もしあなたが出来そうもなければ断るのも1つの手。
もしやってみたは良いけど、できなかった場合に評価がガクンと下がってしまうのは避けましょう。
マニュアル作成などのパソコン業務
あなたが仕事ができるようになったら、現場の改善などを任されるようなこともあります。
営業や事務とは違いますが、多くの時間を改善報告書やマニュアル作成に割く仕事を任される可能性も。
いずれにしても、あなたが認められて新しい仕事を任されることにより、やりがいや達成感は増します。
給料も上がりやすくなるため、自分のスキルをしっかりアピールしてみて下さい。
また、いつまでも作業員でいるとつまらないと感じて嫌になってしまう人もいます。
詳しくは、【現役製造業責任者が解説】つまらない毎日を解決した1つの方法を参考にして下さい。
食品工場で働くデメリット
食品工場で働くか悩んでいるのなら、デメリットはしっかり理解しておきましょう。
主なデメリットは以下の通り。
- ライン作業がしんどい
- 時間がたたない
- おばさんがうざい
ライン作業がしんどい
食品工場のライン作業はとにかくしんどいです。
やりがいもなければ腰とか首も疲れます。
黙々と同じことを繰り返すのが好きな人には良いですが、やりがいを求めている人には地獄に感じることも。
しかし、最初は必ずライン作業に入らなければいけないので、どうしても嫌なら抜け出す努力をしましょう。
また、食品工場のライン作業に関しては、【食品工場1勤務10年】でわかった!ライン作業は向いてない人には地獄!で解説しています。
時間がたたない
同じことを繰り返していて、なおかつ慣れてしまっていると、時間がたつのが物凄く遅く感じます。
筆者も何度も時計をみて、「まだ10分か」などと思ったことは何度もありますよ。
労働時間は8時間でも、長く感じることにより心身共に疲れる可能性も十分あります。
おばさんがうざい
食品工場のおばさんはうざいです。
ネチネチ言ってくる人や、歴だけ長くてやたら偉そうだったりマウント取ってきたりする人は少なくありません。
基本的にはあなたのほうができるところを見せれば徐々に黙っていきますが、どうしても最初のうちは我慢が必要になります。
また、食品工場のおばさんに関しては、食品工場のおばさんは面倒くさい!【無視か肯定】で解決!を参考にして下さい。
食品工場で働くメリット
デメリットだけ伝えても就職する気が無くなるのは目に見えているので、メリットもお伝えします。
食品工場の主なメリットは以下のとおりです。
- 仕事に多くを求めてない人には最高
- 昇格しやすい
- 内定が貰いやすい
仕事に多くを求めていない人には最高
食品工場は何度もお伝えしていますが、ライン作業がメインです。
昇格しなかったりやる気が無いように見えたりしたら、いつまでもライン作業ということも少なくありません。
ある程度の給料が貰えて、責任もなにも負わなくて良いライン作業は、仕事にやりがいやなにかを求めていない人には最高の環境でしょう。
昇格しやすい
ぶっちゃけ食品工場は昇格したい意志を伝えて、あとは頑張ってれば上に立てるところが多いです。
よほど仕事ができない人なら別ですが、大半の人は努力すればある程度はできるようになるのがマネジメント歴10年の筆者の体感です。
昇格すれば、やりがいのある仕事もできるし給料も上がるので、一石二鳥ですね。
内定が貰いやすい
食品工場は人手不足のところが多いです。
そのため、よほどな面接をしなければ未経験でも内定を貰えることがほとんど。
もちろん今の仕事を辞める前に転職先は決めたほうが良いですが、面接対策だけしっかりしておけばよほどの大手企業以外は内定が貰えますよ。
ちなみに面接対策や食品工場か受かりやすい理由を詳しく知りい人は、食品工場は慢性的な人手不足で受かりやすい事が多い!【面接対策あり】を参考にして下さい。
食品工場の仕事内容だけわかってもダメ!給料や休みは?
休みや給料は転職する前に知っておきたいですよね。
ここでは、相場と筆者の実体験両方から解説します。
給料
食品工場の給料は一般的にそこまで高くないです。
平均では、376万円というデータがあります。
ちなみに、筆者の場合は以下のようになっています。
1社目 15万円
2社目 マネジメントで40万円
3社目 一般で経験を買われて23万スタート
未経験の人なら、月給17万くらいが妥当なラインではないでしょうか。ただし、昇格するとわりと値段は跳ね上がりますよ。
なぜなら、工場には優秀な人材が多くなく、役職者を手放したくないからです。
休み
工場は休みが安定しているところが多いです。
ただし、季節ものを扱っているところだと、繁忙期は残業が40時間とかになるところも。
ちなみに、夜勤があるところは個人的には避けたほうが良いです。
なぜなら、昼夜交代をおじいちゃんになってもやるのはしんどいから。
ちなみに筆者の経験では
1社目 昼のみ残業ほぼ無し
2社目 昼夜残業80時間土曜も出勤
3社目 昼のみ残業20時間くらい
このような感じでした。
役職さえつけば残業や深夜手当に頼らなくても十分生活できるので、昼だけでワークライフバランスが保てる会社で上を目指す方が利口ですよ。
ちなみに一生工場勤務ができるのか不安な人は、【歴10年】一生工場勤務は嫌だと思った!これまでの経験とこれからの対処法を参考にして下さい。
食品工場仕事内容まとめ
今回のまとめです。
食品工場では、最初のうちはライン作業を主にやることが多いです。
ライン作業は向いてない人には地獄のような時間ですが、最初のうちは耐え抜く忍耐力が必要。
最初のうちすら我慢できない人は、食品工場を選ぶのは辞めておきましょう。
また、あなたが周りよりも優秀であれば、食べていくのに困らない給料を貰えて一生続けていけるようなポジションにつけますよ。
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